こんにちは、カナダのアルバータ州にあるエドモントンに２年住んでいたchie(@Smilenglish15)と申します。
私はエドモントンの高校に留学し、たくさんのことを経験しましたが、なぜ私がエドモントンに留学を決め、どういう所が良かったのかを一から十まで解説していきます。
もちろん、カナダのエドモントンが留学に向いているメリットだけではなく、デメリットも紹介していきますので、参考にして頂ければ幸いです。
パッと内容を掴む目次
カナダ留学におすすめのエドモントンって一体どこ？人口は？
カナダ留学におすすめのエドモントンは、アルバータ州の中の都市です。
有名なバンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州の横の州と説明すると分かりやすいですかね。
そして、エドモントンの人口はというと、カナダの中で５位にあたる都市人口順位となっています。
| カナダ | 都市人口 | 日本 | 都市人口 |
|---|---|---|---|
| １位 トロント | 273万人 | １位 横浜市 | 374万人 |
| ２位 モントリオール | 170万人 | ２位 大阪市 | 274万人 |
| ３位 カルガリー | 124万人 | ３位 名古屋市 | 232万人 |
| ４位 オタワ | 93万人 | ４位 札幌市 | 197万人 |
| ５位 エドモントン | 93万人 | ５位 福岡市 | 159万人 |
参考：Statistics Canada,フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
日本の都市人口は、東京都を除くと、カナダのエドモントンが位置する５位に福岡市がランクインしていることが分かりますね。
では、都市圏別で見ていくとどうでしょうか。
都市圏（としけん）とは一般に、中心となる都市および、その影響を受ける地域（周辺地域、郊外）をひとまとめにした地域の集合体であり、行政区分を越えた広域的な社会・経済的な繋がりを持った地域区分のことを指す。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
| カナダ | 都市圏人口 | 日本 | 都市圏人口 |
|---|---|---|---|
| １位 トロント | 634万人 | １位 東京 | 3530万人 |
| ２位 モントリオール | 425万人 | ２位 大阪 | 1205万人 |
| ３位 バンクーバー | 265万人 | ３位 名古屋 | 576万人 |
| ４位 カルガリー | 148万人 | ４位 京都 | 280万人 |
| ５位 エドモントン | 142万人 | ５位 福岡 | 257万人 |
都市圏でみる人口ランキングも、カナダはエドモントン、日本は福岡が５位に並んでいますね。
しかし、順位だけ見ると日本で言う福岡にあたるカナダ・エドモントンですが、実際留学してみると人口密度も違うため、福岡ほど人混みが多いわけではありません。
カナダ留学にエドモントンが向いている理由
エドモントンの概要が分かったところで、なぜエドモントンが英語留学に向いているのか、全て詳しく説明していきます。
エドモントンが良い理由① 日本人が少ないから英語力が上がりやすい
エドモントンは、都市圏人口、人口ともにカナダの中で５位と上位ではあるものの、留学先としては、そこまで人気があるというわけではありません。
実際に日本人がとても少なく、高校留学で私が入学した高校には、多くの生徒を抱えているにも関わらず、日本人は私だけでした。
日本人が少ない地域と聞くと、ハードルが高いように思えるかもしれませんが、カナダは移民国家ですから、中国、ベトナム、タイ、韓国などアジア人留学生はたくさんいます。
なので、「エドモントン＝アジア人が受け入れられずらい」というようなことはありませんので、安心して下さい。
日本人が少ないエドモントンであれば、英語を強制的に話さなければならないので、他の地域の日本人留学生よりも英語力は断トツに上がります。
日本人が少ないと、英語が上達しやすいだけでなく、日本に興味を持つ外国人からかなりモテます。笑 なので国際恋愛したい方にも、エドモントンは穴場かも!?笑
エドモントンが良い理由② 消費税が他の州より安い
カナダの消費税は、日本と違い
カナダ連邦政府が課す税(一律5%)＋州ごとの税
で計算されます。
エドモントンは、州が課す消費税がなんとゼロ％なので、他の地域よりも消費税は５％と低くなっています。
他のカナダの州にあるトロントは13％、バンクーバー12％の消費税率となっていますので、エドモントンは生活費を抑えたい留学生にとってかなりお得ですよね。
エドモントンが良い理由③ 田舎過ぎず、都会過ぎない
北米最大！世界10位！ウエスト・エドモントン・モール
エドモントンは、北米最大のショッピングモールであるウエストエドモントンモール(West Edmonton Mall)があり、ここに行けば何でもあります。
- ショッピング全般(私がいた当時にはなかったユニクロもあります！羨)
- プール
- 屋内遊園地
- ボーリング場
- ビリヤード
- 映画館
- カジノ
- スケートリンク
- 屋内ゴルフコース(子供向け)
- レストラン街
- フードコート
- スタバなどのカフェ
- 美容院
- ネイルサロン
- 射撃場
- ネットカフェ
どうですか？エドモントンのこのモールは最強ですよね。笑
特に留学したばかりは、土地勘が全然ないので、ココまでのものをギュッとひとまとめにしてくれている施設は留学生にとっても大きなメリットとなるでしょう。
特に私は方向音痴がひどいので、エドモントンの地域をあちこち移動せず、待ち合わせ場所に困ることがないので助かりました。(モール内で迷子になるけど。爆)
実際に私が当時撮った写真もウエストエドモントンモールだらけでした。笑↓
上記で述べたとおり、エドモントンと福岡は、自国の都市圏人口ランキングの５位でしたが、福岡も天神や博多以外の地域は静かで、都会と田舎のメリハリがあり、その点ではエドモントンと個人的によく似ていると思います。
エドモントンも、栄えている地域とそうでない地域のメリハリがハッキリしているので、とても暮らしやすかったです。
エドモントンが良い理由④ 日本製品が入手しやすい
上記で紹介した、ウエストエドモントンモールの中にはチャイナタウンがあり、そこのT＆Tといういわゆる中国のスーパーがあります。
そこには、日本製の歯磨き粉、洗顔料、お菓子、お好み焼き粉、調味料、など、日本人留学生には嬉しい商品も、日本で買うより割高にはなりますが、販売されています。
特に消耗品である洗顔料やシャンプー類は、留学中に日本の家族から頻繁に送ってもらうとなると、送料でとても高くなってしまうので、現地購入した方が安く済みますね。
また、日本のインスタントラーメンやお菓子は、留学中とっても恋しくなること間違いナシなので、エドモントンモールにあるT&Tは本当に重宝します。
実際に私が撮ったT&Tの写真がコチラ↓
カナダのスーパーでは普通は売られていない、白菜、ネギなどの野菜もあり、日本食を作りたくなれば食材をT＆Tで調達できます。
ウエストエドモントンモールにあるT&Tには、日本製のお菓子がありますが、日本製に見せかけた中国製のお菓子もたくさん見かけましたので、きちんと裏面も見てどこが製造企業かを確認しておきましょう。
私がいた当時は、コアラのマーチやポッキーの偽物がありました。笑
ただ、本物もきちんとあるので、日本人であるならそっちを買いたいですよね。
あと、大きい声では言えませんが、T＆Tの一角にあるヌードルのお店は、なぜか週末になると並んでいますが、ダシが魚で具が鶏？なのか結構まずいです。汗
エドモントンが良い理由⑤ 美味しい日本食レストランがある
私自身、エドモントンではなくヴィクトリアに住んでいた頃、近くのバンクーバーにもよく行っていましたが、カナダ自体、日本食レストランは結構あります。
しかし、カナダのたくさんの地域で、数ある日本食レストランに行った私からの感想は、エドモントンにあるMikadoというお店が他と比べられないぐらい、断トツで美味しいかったです。
Mikadoというお店は、オーナーが日本人だそうで、その分日本食も本格的でレベルが高く、めちゃめちゃ通っていました。
↓私が実際に撮ったMikadoでの写真(この中の写真にないですが、Dragon Eyesというピリ辛のマヨが入った巻き寿司が大好きでした。)
本当にMikadoでは、何を食べても美味しかった。もし日本にあれば、まだまだ常連として通っているでしょう。
エドモントンに留学して大変だったこと
実際にエドモントンに２年住んでみて、大変だったこと、デメリットと言える点は以下の２つです。
カナダ留学・エドモントンのデメリット① 冬の積雪がヤバイ
これは実際の私の後姿が映ったエドモントンの冬景色。
エドモントンへの留学は、雪が好きな方にとっては最高だと思いますが、雪に慣れていない私にとってはとても大変でした。
ちなみにこの写真の雪はまだマシで、ひどいときはもっと積もります。
ただ、人間は適応できる生き物なので、住めば慣れます。
私はエドモントンに高校留学していたので、毎朝高校に徒歩で行っていたのですが、この積雪の中、アホなのかミニスカートで登校したりしていました。爆(※危ないので真似厳禁)
冬の一番ひどいとき(数日あるかないか)で、エドモントンの気温は－４０度まで下がり、そうなればもう凍傷が危ないのでホストファミリーに高校まで送迎してもらっていました。
ただ、同じ気温でも、日本で感じる寒さとカナダで感じる寒さは、全然違います。
カナダは日本より湿度が低く、乾燥しているので、日本の氷点下何度とは体感温度もそこまで低くありません。(だからこそ外出時は着込んで凍傷を予防しましょう)
また、カナダ留学された方であれば分かるかと思いますが、家の中は一年中暖かく、日本より快適です。
超寒いカナダのエドモントンですが、積雪だけが私の中でエドモントンの大変だった記憶になり、同時に貴重な経験にもなりました。
カナダ留学・エドモントンのデメリット② 日本からの直行便がない
エドモントンには、国際空港があるものの、日本からエドモントンまでの直行便はありません。
日本からの行き方としては、
- 成田空港⇒バンクーバー空港
- バンクーバー国際空港⇒エドモントン国際空港
となり、最低でも１回は乗り継ぎがあるので、待ち時間も出やすいです。
なので、日本の成田からエドモントンまでの飛行時間は約１３時間ほどですが、待ち時間を入れると、移動時間はもっと長くなりますね。
日本人が行きづらいエドモントン＝留学に向いている
日本の真冬とは比べ物にならない寒さ、そして直行便がないエドモントンですが、だからこそ日本人留学生が少ないのも事実。
日本人留学生がいなければ、日本語を話す機会はないので、英語に集中せざるを得ません。
おそらく日本人がとても多いバンクーバーやヴィクトリアに、同じ期間語学留学しても、英語力の上がり方は、エドモントンへの留学と全然違うはずです。
また、食べ物、買い物、遊び、全てに充実した施設があり、英語の勉強とプライベートな遊びにメリハリをつけることも出来ます。
寒くて行きづらいからこそ、日本人にとって留学するだけの価値はありますので、もしあなたがカナダへの留学を検討されているのであれば、エドモントンを強くおすすめします。
