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【実体験】カナダに留学して良かったところ7つと悪かったところ4つ

英語を勉強したくて留学したいけど、留学先をまだ決めかねているあなた。

もしくは、カナダを留学先して良かったのかと不安になったあなた。

たしかにカナダは日本人の留学先として、候補にあがりやすい国のひとつですが、人気の留学先はまだまだ探せばありますよね。

では私、chie(@Smilenglish)は、なぜカナダを留学先に選んだのか、そしてそこからの経験を基に、カナダで良かったこと、悪かったことは何だったのか、迷っているあなたのにお伝えします。

Canada/カナダに留学して良かったところ7つ

まずは、私がカナダに留学して良かったと実感したポイントから、ひとつずつ解説していきます。

カナダで良かったこと① 英語の発音がきれい

どこの英語の発音がきれいか、どこの英語の発音が主流なのか、その辺りの議論は一旦置いといて、カナダの英語はとりあえず発音がきれいで、日本人の私たちに聞き取りやすいのが特徴です。

簡単に言えば、留学先に選ばれやすいカナダの英語は”訛っていない英語”です。

オーストラリア、ニュージーランド、イギリス、この辺りは日本人から聞いて、英語が訛っていると感じる国です。

しかし、カナダもケベック州のように州によっては、フランス語を話す人も多いので、そこらへんは留学先を決めるときに事前に調べておく必要があります。

発音がきれいだと、英語ができなくて困っている人にとっても、聞き取りやすく、学びやすいです。

ただ、私たち日本人の話す英語は、留学先の現地の人からすれば、日本語訛りの英語(Japanese-English)ですけどね!笑

こう考えてください、もしあなたが外国人で、我が子が「日本語を学びに日本へ留学に行きたい」と言った場合、都道府県のどこへ行かせますか?

  • 津軽弁を話す青森県
  • 琉球語を話す沖縄県
  • 5種類の方言を話す秋田県

これは、日本の中でも訛りに特徴があるとされるトップ3ですが、地域性、人間性抜きで考えた場合、この3県を選ぶ親は少ないのではないでしょうか。

あくまでも私は、カナダに留学して、英語が聞き取りやすく、そこが留学先に選んだ大きなメリットだと実感しました。

カナダで良かったこと② 治安が良い

カナダは、2019年度世界平和度指数で第6位になっている、世界的に見ても治安の良い国です。

実体験からいうと私は、カナダに留学したばかりのころ、日本円で5万円ぐらいで買ったバスの定期を道に落としたことがあったのですが、それがきちんと戻ってきたんですよね。

誰でも使えるバスの定期だったので、戻ってこないと覚悟していたんですが、戻ってきて正直驚きました。もちろん、これはラッキーだったのかもしれません。笑

ただ、バス定期を落としたとき、ホストファミリーや学校の先生は、「カナダは物を落としても大体戻ってくるよ」と言っていました。

特に治安が良い日本で育った私たちは、留学先の治安も良くあってほしいものですよね。

しかし、カナダが世界的にみて治安が良いとはいえ、日本に比べると犯罪発生率はおよそ5倍なので、観光スポットや人が多いところに行く場合は、注意しておきましょう。

経験からすると、2年半の間、私はカナダに住んでみて、治安が悪いと感じたことはありません

カナダと近いアメリカと比べると、銃規制がより厳しく、その点からみても留学先に選んで問題ない治安の良い国だと思います。

カナダで良かったこと③ 異文化も受け入れてもらいやすい

カナダは、移民の受け入れにとても積極的な国で、同じカナダ人でも、フランス系、インド系、スペイン系、フィリピン系、中国系などたくさんの系統の人がいます。

だからこそ、留学先にカナダを選ぶと、受け入れてもらいやすく、日本の文化への理解も高いです。

カナダは、”人それぞれで文化や宗教が違うのは当たり前”という考えが根付いているので、留学生にとってとても住みやすい国だといえます。

私は留学ではなく海外旅行でも、たくさんの国を訪れていますが、本当にカナダの人は他国と比べても(どことは言いませんがw)、差別が少なく、良い意味で”カナダ人はこうあるべきだ”というような概念がありません。

むしろ多文化を受け入れる、というのが留学生からするととても嬉しいカナダ人のモットーなのかもしれませんね。

とりあえずカナダ人は全体的に優しい人が多く、英語が喋れなくても頑張って耳をすませて理解しようとしてくれました。

カナダで良かったこと④ 教育レベルが世界トップクラス

カナダは、日本よりも教育にとても力を入れている国で、日本でいう高校までが義務教育になっているほどです。

また、カナダは留学生に関わらず、それぞれの個性を大事にしてくれるので、高校生から科目を選択して、自分の好きな分野・得意な分野を伸ばすことができます。

特にカナダは

  • 科学(Science)
  • テクノロジー(Technology)
  • エンジニア(Engineers)
  • 数学(Math)

のSTEM教育が盛んで、英語のみならず、将来に繋がる知識が身に付けられます。

もし、カナダに留学するのであれば、州ごとに力を入れている教育分野も違ってくるので、自分は何が一番学びたいかで選ぶのも良いでしょう。

私は、カナダの高校に通い、教育水準の高さにとても驚き、間違いなく日本人よりもカナダ人の方が勉強熱心だなと感じました。

この高い教育水準で、英語を話せなかった私は、逆に勉強が大変で苦労しましたが、そこを乗り越えた先にはとてつもなく大きい達成感がありました。

カナダにして良かったこと⑤ 日本食や日本製品が入手しやすい

カナダに留学すれば、日本食レストランが多いだけでなく、日本製の日用品も入手しやすいので、日本人にとってはとても暮らしやすいです。

そして何より、寿司の中でもカナダでとれたサーモンやマグロが美味しい。笑

日本人の方の中には、「和食より洋食派だから、別にそこまで心配していない」という方もいるかもしれませんが、留学すると、本当に日本食がたまらなく恋しくなります

私は、日本のカップラーメンでさえ、贅沢でとっておきのごほうび食に感じました。笑

そして、日用品もカナダでは日本製のものが売っている店が多く、カナダ人とは肌質が違うため私は日本製の化粧落としや洗顔などをいつも買っていた記憶があります。

日本で買うよりは、もちろん割高にはなりますけどね。

これもまた、アジア人も多く住むカナダだからこその特権であり、カナダを留学先に選んでよ良かったと感じたポイントのひとつです。

カナダで良かったこと⑥ 真冬でも家の中が暖かい

日本だと、冬になると「あ~布団から出たくない!」、「お風呂に浸からないと出たときに風邪をひきそうになる」というように家にいても寒さで凍りつきそうになることがありますが、カナダではそれが一切ありません。

私は、カナダ留学中に5つ以上のホームステイ先に行きましたが、地下でも暖かく、寒いカナダだからこその防寒設備がすごかったです。

あまりにも家の中の寒さが気にならず、何か詳しく聞いたことはないのですが、暖房というよりは、家ごとの温度設定をする機械があって、そこで設定すれば家中24時間暖かかったです。笑

カナダは防寒で玄関の扉も2重になっていたり、とりあえず家の中が季節に関わらず常に快適です。

カナダで良かったこと⑦ 支払いがデビットカードで楽

日本では、未だに現金での買い物が主流ですが、カナダではデビットカードで支払う人がほとんどで、会計のときもお札や小銭を焦って計算する必要がありません

留学をしたばかりであれば、余計に現地の小銭やお札を覚えれず、現金を使っていれば小銭が大量に貯まっていってしまいます。

カナダはほとんどの人が、スーパーで飲み物一本買うだけでもデビットカードで支払い、お財布すら持っていない人も多いです。

クレジットカードも世界各国で使えるので便利ですが、私は銀行に預けた分だけ使えるデビットカードの方が使いすぎも防げるので、留学には適しているかと思います。

日本では、100円、1,000円でも、カナダでは単位が変わって1ドル、10ドルになり、ゼロが二つ減るので、なぜか安い感覚になって、ついつい買いすぎてしまうんです。

Canada/カナダに留学して悪かったところ4つ

カナダは留学先として、個人的にとてもおすすめの国ですが、実際に留学してみて悪かったと感じる点もあったので、そこも素直に紹介していきます。笑

カナダで悪かったところ① 冬の外出が寒すぎて辛い

これは、私が留学したエドモントンという町が特に寒かった、いや寒すぎたというのが原因ですが、冬の登下校がとてつもない拷問でした。笑

カナダというより、私が選んだエドモントンは、冬は-40度になるような極寒の町で、息を吸うだけで鼻毛が凍り、瞬きするとまつげが凍る世界です。汗

なので、雪はもちろんのこと大量に積もり、足元が悪く、ツルツル滑ってこけることは日常茶飯事。

でも、これはカナダの特に寒い地域を選んでいるからであって、同じカナダで別の地域に留学していた友達は、普通に日本と変わらず快適に過ごしていたので、あまり参考にしないでくださいね。

ただ、寒さに弱い人は、アルバータ州やトロントの方はやめといたほうが良いと断言しておきます。

しかし、カナダは乾燥しているので、温度のわりに寒さを感じにくいのも事実です。

もし気温が同じであれば、日本のマイナス何度とカナダのマイナス何度では、日本の方がとても寒く感じます。

カナダで悪かったところ② チップがめんどくさい

カナダでは、レストランに外食に行っても、タクシーに乗っても、チップ文化があるので、日本人には馴染みのないチップは留学して正直面倒だと思ったポイントでした。

面倒でもあり、出費も増えるので、嫌ですよね。

上記で述べたデビットカードで払うのが主流なカナダですが、デビットカードであろうが支払いのときチップを入力するシステムなので、何にせよチップは必要です。

ただ、店員の態度が悪かったりして気に食わないときは、もちろん払わなくて大丈夫なので、そのチップ制度のおかげで、接客態度は基本的にとても良かったのも事実ですね。笑

カナダで悪かったところ③ 郵便制度が悪い

留学すると、日本に家族から荷物を送ってもらうこともあるかと思いますが、日本の郵便のように再配達制度がなく、毎回荷物のあるところまで取りに行っていた記憶があります。

なんにせよ、いつ届くかも分かりませんし(追跡情報もあてにならない)、私の場合学校に行っていたので、受け取れないときが多かったんですよね。

そして、カナダの郵便局員の荷物の扱いもとても雑で、電話の対応も悪く、送料も日本に比べてとりあえず高過ぎます。(チップが無いからなのか?怒)

私のホストファミリーでさえ、「カナダの郵便制度は世界でワースト1だ」と言っていました。まぁ、ワースト1ではないにせよ、とりあえず最悪でした。汗

カナダで悪かったところ④ 都会でも田舎

留学するにも自然が豊かでカナダは良いといわれますが、普段の娯楽は、正直いつも同じ場所に行き、同じことをするという田舎ならではの遊び方になってしまいます。

私が高校留学で選んだカナダの町、エドモントンは、カナダの中で都会とされる地域で、世界で10番目に大きいショッピングモールもありましたが、本当にそこだけしか休日は行く場所がなかったです。笑

ただ、私は田舎育ちだったので、結果的に留学先としてとても楽だったのですが、都会育ちでいろんなところに行って遊びたいという人にとっては、カナダは都会を選んだとしても田舎過ぎると思われるかもしれません。

基本的にカナダは、買い物にいくか、外食するか、ボーリングをするか、スキーに行くか、そのぐらいですかね。

とりあえず、当たり前ですがカナダはとても広いので、モールのようにたくさんの施設がひとつになっているところがある地域の方が、移動も疲れずおすすめです。

総合的にみてもカナダは留学に超おすすめ!

私は、自分がカナダに留学へ行ったからという理由だけでなく、客観的にみても英語留学をするにはカナダは本当におすすめです。

もし私の子供が留学に行きたいと言えば、カナダに行かせますね。

あなたは私が実際にカナダに留学して良かったこと、悪かったところをみて、どう感じたでしょうか。

良かったところ・悪かったところ、思いつく範囲で経験を振り返り、正直に書いてみたので、皆さんが留学先を決める手助けに少しはなれたことを願っています。

最後に後押しするとすれば、カナダは移民が多く、多文化な国なので、留学をすることで、たくさんの文化に触れ合い、意外と日本人は気付かない”自分が誰なのか”、”自分の個性は何なのか”がとてもハッキリ分かるようになりますよ。