ホームステイ

カナダのホームステイ生活中のトラブルを予防する3つの心構えと対処法

カナダに関わらず留学でホームステイをするのであれば、私からあなたに絶対に知って欲しいトラブルに備えた心構えと対処法があります。

でないと、私のようにカナダで最悪なホームステイを数々のトラブルの末、渡り歩いてしまいますし、あなたには私のように失敗してほしくありません

そんな私があなたに今回解説するのか、実際にホームステイに住んでから相手とトラブルにならないために出来ること、そしてトラブルになってしまった後の対処法です。

私がカナダのホームステイトラブル問題を集中して扱う理由

私chie(@Smilenglish15)は、ホームステイのトラブル問題についてだけでも、以下の3つのことについて既にめちゃめちゃ解説しています。(3記事で総文字数が約1万文字w)

①カナダ留学でトラブルになったホームステイ大暴露編

【暴露】カナダで実際に見た最悪なホームステイ・ホストファミリー私が経験したカナダ留学。期待をしていたからダメなのか、最悪なホームステイ集ができるまでたくさんの家庭を点々としました。そんな経験を活かし、今回は暴露します。そして、見分け方も伝授します。...

②ハズレないホームステイ選び編

<ホームステイ選び>カナダのホームステイでハズレを引かない方法とは留学前のホームステイ選びや、ホストチェンジを希望している方にとって重要なホームステイでハズレを引かない方法をご紹介します。特にカナダ留学を考えている方は参考にして下さい。...

③カナダのトラブルで多いホームステイの子供問題編

ホームステイ先の子供がうざい?実はそれ”留学あるある”留学生から意外とよく相談される、”ホームステイ先の子供うざい問題”。これがよく浮上する理由と解決策まで、詳しく解説します。...

ここまでなぜ私がカナダのホームステイについて取り上げるのか、それは私が留学中最もホームステイで苦労をし、ホームステイによって留学生活が180度変わったから、なんです。

逆に言えば、ホームステイでトラブルがなく、住み心地が良ければ、もう留学の精神的な面では勝ったようなものと言っていいでしょう。

なので、あなたにはステップごとにできるホームステイのトラブル回避の技を身につけてほしいのです。

chie
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もちろん「ホームステイの失敗なんか怖くない!」、「ホームステイなんてトラブル起きないでしょ。」と思っている方は、読んでもらわなくて構いません…。それでもカナダ留学で後悔しないのであれば…。

だた、ひとつだけ言うと、これが最後のホームステイトラブルに関する解説であり、これを知っているかどうかで、留学生活でのトラブル対応にも差がでるということは断言できます。

カナダのホームステイでトラブルにならないための3つの心構え

実際にホームステイを開始したのであれば、そこのホストファミリーと良い関係を築き上げていかなければトラブルにも発展しやすくなりますよね。

そんな中でカナダではホームステイでどういう心構えで生活していけばいいのか、簡単に3つに分けて解説します。

chie
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トラブルになれば、あなた自身が留学中に無駄な体力、精神的ストレス、時間が生まれてしまいます。だからこそ知っておいてほしい心構えです。

ホームステイでの心構え① 留学先カナダでの親はホストファミリー

あなたが何歳かに関わらず、ホームステイをするのであれば、ホストファミリーがあなたにどんなトラブルがあっても責任をとらなければならない立場にあります。

罰とか罪とかそういう責任ではありませんが、ホストファミリーというのはあくまでも、「あなたのお世話をする人=あなたが子どもでホストファミリーが仮の親」ということになります。

よく「ホームステイって寮母みたいなもんでしょ」なんて方がいますが、そんな考えではトラブルを招いてしまいますので、自分は世話をしてもらって当たり前な感覚は捨てましょう。

あなたの留学先においての親であり、ホームステイの人たちへの礼儀は大切です。

トラブルにならないために外出するときは、絶対ホームステイの誰かに連絡入れ、帰るといった時間には絶対に無断で遅れないようにしましょう。無断外泊なんてもってのほかです。

そして日本人は他人の家だから触ったらダメだろうという礼儀から、ホームステイ先の冷蔵庫を開けない、食器を勝手に出さないなど晩ご飯時もボーっと椅子に座って待っている人が多いのですが、これは逆に失礼ですし、トラブルの元。

ホームステイ先の仕事を増やさないために、冷蔵庫からソースを出して、飲み物をとって、みんなに配り、食器も並べて、食べたら片付けるところまで、言われる前にやりましょう。

でないと、カナダのホストファミリーに「ここはレストランじゃないのよ」なんて皮肉を言われてトラブルになりかねません。汗

こんなことにならないためにも、ホームステイ生活の初日に、自分が心配しそうなポイントについて聞けることは全部聞いておきましょう。

【カナダ】緊張のホームステイ初日。挨拶例文と忘れずにやるべきこと緊張のホームステイ初日に必要な挨拶例文、質問例文を紹介します。留学のスタートダッシュをどうきるかは、ホームステイの初日から決まるといっても過言ではありません。カナダの留学経験から、使える例文をお届けします。...

ホームステイでの心構え② カナダ人全員がケチだと思え

これは大げさな言い方かもしれませんが、トラブルなくホームステイをカナダでするのであれば、基本みんながケチだという心構えでいて下さい。笑

日本人でも極端にケチな人もいれば、そうでない人もいますし、結局人次第なんですが、カナダやアメリカでは、そもそも資源を大切にしようという文化が日本よりも凄く強いです。

もちろん、これは人間として間違ったことではありませんが、日本と同じように生活しているとカナダ人はあなたにこう指摘してくるでしょう。

  • シャワー時間が長すぎるぞ
  • シャワーの度にタオルを変えるのか
  • トイレットペーパーを無駄に使うな

どうでしょうか。これを言われたあなたは「資源大切にしてるな~」とはいきなりなりませんよね。笑

私もそうですが「ケチかよ」ってまず思っちゃうんです。←この些細な気持ちがトラブルの元になっちゃう。汗

だから、全員カナダのホームステイ先の人間はケチなんだというぐらいの心構えでいれば、相当精神的に楽ですし、そもそもこちらもそこに注意を向けて、トラブルにならないために対策しておくことができますよね。

私はちなみにカナダのホームステイから「トイレットペーパーでシャワー後、全身拭いてるんでしょ」なんて皮肉を言われ、自分でトイレットペーパーを買うことにして、ホームステイもそれを聞いて超喜んでいましたw

私が数々のカナダのホームステイを渡り歩き、友人のいる知り合いのホームステイまでいれると数十件以上ありますが、平均的なカナダ人の基準をお伝えします。(例外ももちろんあり)

  1. シャワー時間⇒10分前後
  2. バスタオル変える頻度⇒3日~1週間
  3. トイレットペーパー⇒1週間で1ロール

そもそも世界から見て日本人は潔癖症だと言われるぐらい、資源を無駄遣いしているみたいですね。

譲れないところは私のようにトイレットペーパーを自ら買うようにするか、タオルを毎日変えたいなら、バスタオルでなく小さいタオルを使うなど、トラブルを回避する工夫の仕方はたくさんあります。

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大きくまとめると、人間は相手を変えることより、自分を変えることの方が簡単だということです。マジで。

ホームステイでの心構え③ 思ったことは言っておけ

もしカナダ、アメリカ、イギリスなど欧米文化のあるところで、トラブルなくホームステイをするのであれば、嫌なものは嫌と感じたその時に相手に伝える必要があります。

なぜならホームステイ先のカナダ人と、私もあなたも含めた日本人は正反対の文化なんです。

日本人(アジア人)はトラブルにならないために、相手にストレートに意思を伝えることを慎み、謙遜します。

カナダ人(欧米人)はトラブルにならないために、相手にストレートにその時に思ったことを伝えます。

日本人でカナダのホームステイに少しでも早く馴染みたい、仲良くなりたいのであれば、自己主張をすることを真っ先に意識しましょう

そして逆もしかりです。相手があなたにストレートに自己主張してくるのは、あなたと今後良い関係を作り上げたいから。もちろん、差別的な発言はホームステイ側に原因がありますけどね。

もし、自己主張を高めたいのであれば、私が意識したこのトレーニングを参考にして下さいね(近日公開)。

カナダのホームステイでトラブルが起きた場合の対処法

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カナダのホームステイ生活中、トラブルを予防することに大切な3つの心構えを解説しましたが、注意していてもトラブルになることはありますよね。

もし留学中にホストファミリーとトラブルになってしまったら、どうしたらいいか、そこをも合わせて解説しますが、かなりぶっちゃけた話になってくるので、心して読んでください。汗

よく新米留学生は、トラブルになるとすぐにサポートしてくれる学校の先生、エージェントにすぐ伝えてしまうか、我慢するかの2択になってしまいますが、相談するのはまずトラブル相手であるホームステイが先です。

あなたなりにでもいいので、カナダのホームステイの人に「ここがトラブルに感じているんだよ」と伝えて相談してみましょう。

それでも相手と理解し合えないと感じたら、次に来るのがエージェントであったり、学校にいる留学生をサポートしてくれる人に相談するんです。

ただ、ひとつだけ注意事項があります。

トラブル=喧嘩ではありません。

トラブル=仲直りのできない修復が付かない問題のこと。

「は~い、ホームステイチェーンジ!」なんてすぐに決めても、次のホームステイに行けば「前のホームステイの方が結局マシだったわ」なんて後悔に繋がりかねません

カナダに限らず留学中はそんな甘いことは言ってられません。

ホームステイ先の人と仲直りできそうなら絶対するべきです。

そして、その後ですが、トラブルについてエージェントか誰かに相談する場合、ホームステイに内容も言い方もそのまま伝わるんだと思って実行しましょう

「ホームステイは結局変わるけど、オブラートにちょっとぐらい包んでくれても良いのに」って思うぐらいカナダ人も日本人のエージェントもそのまま本人に伝えるんです。

例えば、「ここがうざかった」、「ここが腹立つ」、「これが最悪」みたいな言い方でさえハッキリそのまま伝わると思ってください。

これが、単純なホームステイ先との喧嘩であれば、相談以前に自己解決をトライしてみて下さいと言っているもうひとつの理由です。

私はひとつのホームステイ先で、お互い顔も見たくないとなるほどのトラブルになり、荷物が玄関に全部投げられていたことがありました。

それはエージェントが移動する前に私の相談内容を筒抜け状態にしていたから。

ほんと、勘弁してほしかったですし、私のカナダにいたときの留学していた友達も違うエージェント、学校の先生に同じことをされ、同じような目にあっていました。

これはあなたの日本の両親がエージェントに相談したときの言い方も筒抜けになるということなのです。

ほとんどの場合、「日本の両親に言う(あなたが若い場合)⇒エージェントに親が報告&チェンジ希望⇒現地カナダのホームステイ担当者が対応」の順番でトラブル相談が伝わっていきますよね。

だだし、この現地カナダのホームステイ担当は、あなたの純粋な味方と思いきや、ホストファミリー業をしてくれているホームステイ様とホームステイする留学生、どっちも失いたくないですし、どちらにもいい顔をせざるを得ない。

ここが結構盲点であり、トラブル相談の怖いところ、なんですよね…。

まぁ、結局変わることが確定しているんだからと割り切れるなら全然いいですが、次のホームステイ先が見つかるまで1週間~1ヶ月かかる、なんてことになったら、あなたはそこで耐え続けなければならないんです。

私の場合、家から追い出されても、頼る友達がいたので良かったですが、何もないとただただ、ホテル代がめちゃめちゃかかりますし、すごく精神的にもそっちの方が結果的に辛くなりますよね。

なので、そこは配慮しつつ相談し、トラブルが解決できず、そのホームステイを変えたくて悩んでいるのであれば、我慢はせず変えてもらいましょう。

カナダのホームステイ中のトラブルはひとりで悩んでいても無駄

カナダのホームステイ先でのトラブルは、悩んでいる時間が一番の無駄ですし、トラブルを成長させていく一番の原因です。

「あのときに相談しておけば」、「あのときにハッキリ嫌だと伝えていれば」と私のように後悔しないためにも、まずは相手に伝えること。

そしてトラブルが解消できないなら、ホームステイをさっさと変える準備をしましょう。

カナダに限らず、せっかくの海外への語学留学、そんな無駄なところに労力を使う必要はありません。

ただトラブルが起きると、日本にいる自分の親が結局は一番の理解者であるということ、そして今まで育ててくれた有り難みは本当に身に染みて分かりますけどね。笑

相手を思う気持ち、ホームステイがあなたを思う気持ち、そこを理解してトラブルに対処できる強い留学生になっていきましょう。