役立つ英会話

外国人の口癖?【You know】の意味とネイティブに近付く使い方を解説

洋画、海外ドラマ、ネイティブとの英会話で口癖かってぐらいよく出てくる「you know」ですが、その理由にイマイチ納得できないそこのあなた。

確かに、you know は直訳すると「あなた知ってる?」になるので、なんでそんな聞く?と頭をかしげてしまうのもおかしくありませんよね。笑

ただ、「you know」は知ってるという意味だけではありません

特にネイティブの中でも若者が乱用する言葉で、それなりの便利さがあり、それなりに注意点もあります。 

英会話初心者の人でも、とても使いやすいネイティブ口語”you know”を今回は詳しく解説します。

you know」の意味を使い方別に理解しよう

Chie
Chie
you knowは文字通り「知ってる?」という意味で使う場合、「you know that~?」、「Do you know that~?」というように使われますよね。要するに「~じゃん?」といように知ってるでしょというニュアンスで使うケース。今回はそれ以外のケースについて紹介するので、基本的なこの使い方も頭に入れておきましょう。

you knowは複数の意味がありますが、それらを効率的に習得するために、実際に使う場面を想定したシチュエーション別、使い方別に見ていきましょう。

you knowの意味・使い方① 冒頭にくる「てかさ~、あのさ~」 

文の冒頭にyou knowをつけて話すと、「てかさ~」、「あのさ~」というような意味合いになります。

そして言い方によっては、思い出したときに「そういえば!」、「そういや!」と相手にリマインドする、あるいは話題を変えたりするときにも使います。

日本語でも、「てかさ~」とシンプルに話し始めるときと、「てか!」と思い出したように使うときと同じ言葉でも違う感じで使いますよね。

英語でも「you know~」と「oh, you know!」と言い方で使い分けられます。

これを踏まえて例文を見ていきましょう。

例文①

【あのさ~、てかさ~】

You know, I got bad marks in that test.

⇒あのさ~、あのテストで悪い点とったんだよね~。

【そういえばさ~と思い出したことを伝える or 話題を変える】

Oh you know, she told me they broke up because of his cheating. 

⇒あ、そういえばさ!彼女が言ってたんだけど、彼の浮気のせいで別れたらしいよ。

ここでの「you know」は、「by the way」と使う感覚的に似ているといえますね。

you knowの意味・使い方② 途中にくる「え~っと」、「あの~」

2つめのyou knowの使い方は、何かを思い出しているとき、話をまとめるときなどの、文の繋ぎに使われるケースです。

なので、日本語でいうところの「え~っと」、「ほら~あれだよあの~」、「要するに~」というような意味合いになります。

例文②

【えっと~、んっと~】

What was the name of that restaurant?

⇒あの言ってたレストランの名前なんだっけ?

Oh that was… you know…mikado!

⇒あ~あれは…えっと~ミカド!

【ほらあの~、要するに~】

Why did you break up with him?

⇒なぜ彼と別れたの?

I know he is so kind…but you know...he is too kind so sometimes its just boring.

⇒彼が優しいのは私も分かってるんだけど、、でも、、要するにね、彼は優し過ぎるから、それが時々つまらなく感じちゃうの。

you knowの意味・使い方③ 文末にくる「でしょ?」、「だよね?」

you know が文末にくる場合、「でしょ?」、「だよね?」、「分かるよね?」などと会話している相手に共感をしてもらうときや、確認の感じで使う場合が多いです。

例文③

【でしょ?、だよね】

We need to study for the exam you know?

⇒私たちはあの試験のために勉強する必要があるでしょ?

We are having party next week you know?

⇒私たちは来週パーティーだよ?(分かってるよね?)

you know」を含む日常的に使う慣用語・イディオム

Chie
Chie
これまで説明した内容から、you knowの意味をニュアンスでも理解できたかと思います。ただし、この他にもyou knowは日常的に使われるイディオムがあり、これらは意味を推測するのではなく、覚えていないと、使わないと分からないものがあります。

you knowを含むイディオム①  「You know what」

この「you know what」は、最初に説明したyou know を文の冒頭に使うときと同じような使い方で、whatをつけることで、より会話相手の注目を寄せることができます

なのでyou know だけより、you know what?を冒頭につけることで、言い方はあれですが、より大げさな感じが表現できるんです。

日本語で言うと、「ちょっとやばいんだよ!聞いて!」というよなニュアンスでも使えますし、めちゃめちゃシリアスな雰囲気で「あのさぁ、、、」というようなニュアンスでも使えます

もちろん、you knowだけでも話し方によって変わるのですが、どちらかというとwhatをつけたときの方が、ネイティブも「何?何事?」となります。笑

イディオム例文①

You know what! We got married!

あのね聞いて!私たち結婚しました!

you knowを含むイディオム② 「Who knows?」

続いてのイディオムは、who knows? ですが、結構使いやすい慣用語なので、you が入ってないのは大目にみて下さい。笑

who knows?は「知るか!」、「分かるわけないよ!」と文字にするとすごい強い口調に思えますが、そうではありません。

who⇒誰が、knows⇒知ってるという言葉通り、誰が知っているかと問いかけるぐらい、分かりようがないというようなニュアンスです。

イディオム例文②

When will the war end?

⇒戦争っていつ終わるの?

Who knows!

⇒誰にもわかんないよ!

Which do you think? Am I having a boy? or a girl?

⇒あなたはどっちだと思う?男の子かな?女の子かな?

Who knows? We just knew you are pregnant last week. haha

⇒分かるわけないじゃん、君の妊娠が分かったのは先週だよ?笑

you knowを含むイディオム③ 「You never know」

You never knowは、「あなたには絶対分からない」という意味に訳すことができますが、それだけではありません。むしろあなたというyouはこの慣用語では気にしないほうが良いでしょう。

「先のことは分からないよ」、「ひょっとしたらね」、「どうなるんだろうね」、というように予想できないというニュアンスで使う慣用語です。

イディオム例文③

I want to be good at English like you always speaking to your American friends.

⇒私もあなたがアメリカ人の友人と話すように英語が得意になりたい。

You never know, until you try to speak English more.

英語をもっと話さないと、今後せるようになれるかどうかなんて分からないよ。

you know」は使いやすい。でも使い過ぎに要注意!

これまでyou knowについて細かく説明しましたが、使う場面、you knowを入れ込む箇所によってニュアンスを変えられる超便利な言葉です。

私はカナダに留学していた頃、高校に通っていたのですが、そこでは毎日何十回もyou knowを聞いていましたが、ホームステイではそこまで乱発しません。

つまり、you knowはどちらかというと若者言葉でもあります。

もちろん高齢の方も使わないわけではありませんが、you knowは話の繋ぎにもなるし便利だからと乱用しては、日本で言う「軽い」感じになります。

「てかさー」、「えっとさー」、みたいなのは若者同士では良いですが、ある程度大人同士の会話では、ちょっと疲れてきてしまいますよね。

なので、you knowの使い過ぎには注意し、状況を見て使い分けるのがベストです。

ネイティブっぽく話すためにyou knowを上手く活用し、英会話のレベルを上げていきましょう。