英語の基礎文法の最初に習う「be動詞」ですが、序盤で習うだけあって、簡単であり、難しく考える必要はありません。
ただ、日本の教育では、「”です”、”=”がbe動詞の意味だよ」なんて言いますよね。
それは間違った英語の学習の仕方なので、ここで私chie(@Smilenglish15)がbe動詞の意味とis,am,areの使い分け方について詳しく解説します。
パッと内容を掴む目次
be動詞(am,are,is)の意味とは?です、=は間違い
もしbe動詞を”です”という意味に捉えると、「I want a dog.私は犬が欲しいです」という場合も、「I am want a dog.」と間違った英語を使うことになりますよね。
なので「be動詞=です」という意味で覚えるのはやめましょう。
I am Japanese.⇒私は日本人です
「私=日本人」と一見イコールで結び付けれそうですが、「日本人=私」とはならないはず。
だって、日本人は他にもたくさんいますし、他の人でも当てはまっちゃいますよね。
You are smart.⇒あなたは賢いね
これも「あなた=賢い」とは捉えられても、「賢い=あなた」には出来ませんからね。
だから=イコールをbe動詞の意味として捉えることもやめましょう。
そもそもbe動詞の意味を日本語にある役割や意味で覚えようとする考え方自体が、全く違う仕組みで成り立っている英語学習をする上で間違っているといえます。
そもそもam,are,isのbe動詞は、「動詞」という響きのせいで、play,studyのように動きのある一般動詞と同じぐらいの役割があると勘違いしがちですよね。
でも、そこまでの動きを表すような大きな役割は、be動詞はしませんし、そこまで難しく考える必要はありません。
be動詞の意味を追求すると、上記のような間違いに繋がってしまうので、be動詞は意味よりもまず性質を理解して覚えて下さい。
be動詞(am,are,is)は「存在/状態」を表す手助けをするもの
I am a student. 私は学生です。
You are so cute. あなたはすごく可愛いね。
English is difficult for me. 英語は私にとって難しい。
私は学生という存在、あなたは可愛い存在、英語は難しい存在、とbe動詞は存在(状態)を表すことを手助けするんです。
そう、あくまでも手助け。日本人はすぐコレはコレとその本来の役割を決め付けたがりますが、英語は感覚で覚えなくては、イレギュラーなケースについていけなくなり、その時に困ってしまいます。
「be動詞は存在(状態)を意味するんだ」と覚えず、「be動詞は存在(状態)を示す手助けするんだ」という感覚で覚えておきましょう。
でないと、be動詞を使うかどうかのとき、「存在(状態)」を永遠探すというようなことになりかねませんよね。笑
そもそもam,are,isのbe動詞は、存在や状態を表しているわけでは、事実、ありません。あくまでも手助け、補助の役割です。
be動詞(am,are,is)の使い分け方は?
be動詞のam,are,isがごっちゃになって使い分けられないという悩みもよく耳にしますが、そういう場合は主語を確認しましょう。
主語が一人称、二人称、3人称or単数の3つのうちのどれかによってam,are,isの使い分けができますが、「そもそもこの何人称ってなんやねん」となり得るので、今後英語の基礎文法の学習で混乱しないためにも理解しておいて下さい。
- 一人称は「自分」、もしくは自分を含めた「私たち」⇒I,We
- 二人称は相手である「あなた」⇒You
- 三人称は自分でもあなたでもない「他の人」⇒He,She,They,Chie(名前例)
- 三人称単数⇒He,She,Chie,It,My motherなど
- 三人称複数⇒They,These,My friendsなど
これをふまえた上で、be動詞am,are,isの使い分け方は、以下の通りです。
- 主語が一人称⇒am
- 主語が二人称・複数⇒are
- 主語が三人称・単数⇒is
be動詞 | be動詞 |
---|---|
am | I |
are | You, We, They, Dogs, Classmates, Friends |
is | He,She,Chie(名前),This, That, It, Her sister, My house |
amを使うのはIのとき、areを使うのはyouと二人以上の複数のとき、isはI,you以外の単数のときと主語によって使い分けます。
be動詞(am,are,is)を使う英文法は3パターン
be動詞の英文法パターン① 主語+be動詞+名詞
ひとつ目の「主語+be動詞+名詞」は、主語はどんな存在か、何者なのかを説明するパターンです。
I am Chie. 私はチエです。
You are my friend. あなたは私の友達です。
He is my father. 彼は私の父です。
be動詞の英文法パターン② 主語+be動詞+形容詞
二つ目の「主語+be動詞+形容詞」は、主語はどのような状態にあるか、どのような状態に思うかを説明するパターンです。
I am serious. 私は本気だ。
You are interesting. あなたは面白いね。
He is so handsome. 彼はとてもハンサムです。
be動詞の英文法パターン③ 主語+be動詞+前置詞+場所
三つ目の「主語+be動詞+前置詞+場所」は、主語はどこに存在してるか、どこにいる状態かを説明するパターンです。
前置詞は、on the table(テーブルの上) でいうところの「on」のこと。
他にもin, by, near, atなどが前置詞にあたります。
I am in the shopping mall. 私はショッピングモールの中にいます。
They are at school. 彼らは学校にいます。
His house is near the park. 彼の家は公園の近くにあります。
be動詞(am,are,is)を使った否定文と疑問文
be動詞(am,are,is)を使って否定文を作り方
be動詞(am,are,is)を使った否定文の作り方は、とても簡単で、be動詞の後に「not」をつけるだけです。
I am not young. 私は若くありません。
We are not sure. 私たちはまだ決めていません/確かではありません。
She is not a doctor. 彼女は医者ではありません。
be動詞(am,are,is)を使った疑問文を作り方と答え方
be動詞(am,are,is)を使った疑問文の作り方は、be動詞を文の一番最初にもってくればOKです。
Am I wrong? 私が間違ってますか?
Are you ready? 準備できた?
Is that your bag? これはあなたのバッグですか?
また、これらのbe動詞の疑問文への答え方は、YESかNOで答えられます。
- YESの場合⇒Yes+主語+be動詞
- NOの場合⇒No+主語+be動詞+not
- ただし、主語が物の場合は、答えるときの主語がitになる。
- Are you~で聞かれて答える側は、自分なので主語がI。
Are you Japanese?あなたは日本人ですか?
⇒Yes, I am.(Youで聞かれIで答える)
Is that your phone?これはあなたの携帯ですか?
⇒No, it isn’t. (携帯は物なのでitが主語)
Is Chie a student? チエは学生ですか?
⇒No, she isn’t. (チエは女なので主語がShe)
be動詞を学習する上では、短縮形にも慣れましょう。
I am | I’m |
You are | You’re |
She is | She’s |
He is | He’s |
We are | We’re |
They are | They’re |
That is | That’s |
It is | It’s |
否定のbe動詞+not
is not | isn’t |
are not | aren’t |
これでひとまずbe動詞の基礎文法の第一学習は終了です。
難しく考えずに、口に出して読んでみるなど、感覚で覚えていけば、be動詞の意味や使い分け方も忘れることはありません。