こんにちは、chie(@Smilenglish15)です。
英語は、日本人のあなたにとって習得したい言語だったりするかと思いますが、まず自己主張ができるようになることが、英会話を続ける、身につける上でとても大切です。
日本人同士で会話していても、聞き手に回っているだけだと何も日本語は上達できませんよね。
そもそも、人間同士の会話は英語か日本語に関わらず、自己主張が必ずべースになっていることにあなたは気付いていますか?
自己主張をしているつもりはなくても、例えば、最近のニュースについて話すとき、「私はこれを知っているという主張」あり気で話しているんです。
そんな大切な自己主張の仕方を、英語でどうすればいいのか、私が実際に行って効果のあったトレーニング法をこれから詳しくお話します。
パッと内容を掴む目次
日本人が英語で自己主張できない理由とは?
そもそも日本人は相手のことを思いやり、自我を表に出さないように慎んで言動するという文化がありますが、英語以前に日本人が自己主張が苦手な理由はここにあります。
日本人は「自己主張=自己中心的」という概念が少なからずあるからなんです。
「これを言ったら相手に失礼かな…」、「これを言ったら嫌われるかな…」というように相手に自己中心的に思われないように英語だと尚更、自己主張をすることを我慢するんですよね。
しかし、ハッキリ言いたいのは「自己主張=自己中心」では全くありません。
どう違うのか、自己中は相手の意見に耳を傾けないが、自己主張は自分の意見を言いつつ相手の意見にも耳を傾けるということ。
英語であれば自己中は”self-absorbed”で、自分を吸収してしまうようなイメージ。
一方で、英語で自己主張は”self-assertive”、自分を分かってもらうように自信をつけるイメージです。
日本語で自己主張と聞くと、自我を表に出すという風にネガティブに聞こえる人も多い中で、海外ではネガティブなイメージは全くありません。
ここが日本人が英語に関わらず、自己主張が得意でないわけなんですよね…。
日本人が英語で自己主張するためのトレーニング法
私がカナダに留学したとき、自分自身の英語の答え方、そして周りにいた日本人留学生の英語の答え方を見て、気付いたことがありました。
それはほとんどの日本人は「Yes or No」で答え、そこでプツンと会話が終わっているということ。
もっというと、ほとんどの日本人は実際Noでも自己主張を抑えるためにYesと答えているということ。
例えば、AさんがBさんに食事に誘ったとしましょう。
Bさんはあまり乗り気ではないのに「時間が合えばね」といいました。
これは日本人からすると、誘いに対してYesが出たとは受け取らないはずですが、外国人はそのままYesという風に受け取ります。
なぜならYesもNoもハッキリ言える文化が海外の文化なんです。
これを踏まえた上で簡単にできる日本人の自己主張トレーニングをこれから紹介します。
自己主張トレーニング① YES or NOに理由を加える
日本人は何事においても、そして特に英語が出来ないときは、「Yes, I do.」、「No, I don’t.」で答えてしまいますが、これは英語のトレーニング、自己主張のトレーニング、どちらにももったいなことをしています。
せっかく質問が飛んできたんですから、人見知りな日本人、そして自己主張が苦手な日本人は特にここで英語を話し、自己主張する努力をしましょう。
例えば、料理を一緒に食べた、もしくは振舞ってもらったときの会話で説明します。
あなたはこの回答例を見てどう思いましたか?おそらく、これなら出来そうと思ってくれたはずです。
何度も言いますが、「自己主張=相手を攻撃する」という意味ではありません、自分がどう思うか、そしてどうしてそう思うのか、そこを言えるようにしましょう。
こんな感じでNoと言いにくい場合でも、そこに理由を追加するだけで、英語で会話している相手の外国人はあなたが自己中だなとは一切思いません。断言します。
NO!と言えない日本人は、「Not really, because..」、「Not so much, because…」、「It was ok but…」とこんな感じで最終的にNoのニュアンスにもっていけばいいんです。
Noが言えない日本人こそ、Noと自己主張したいときの繋ぎ方を覚えましょう。
そしてYesな場合も必ず理由を思いつくだけ挙げてください。
片言な英語でも話せば話すだけ、相手に自己主張できるチャンスは増えます。
自己主張出来る日本人 VS 英語が話せる日本人
上記の例のように、たとえ好き嫌いを主張するものでも、理由を話すだけで、そこからまた会話が生まれ、結果的に英語が片言でも、会話は長くなりますよね。
正直言うと、英語がまあまあ話せる自己主張が出来ない日本人より、この技を身につけた英語が片言の日本人の方が外国人と会話が長く出来ている上に、相手から好印象を持たれるんです。
人間はどこの国の人でも結局は、「心で動くもの」なんですよね。
これは誰でも理解できる自己主張のトレーニング法かもしれませんが、海外の人と日本人が英語でコミュニケーションを取るときに、一番忘れやすく、でも一番重要なポイントだったりします。
自己主張トレーニング② 私、”I”を主語にすることを意識する
英語で自己主張をするときは、私、私、となると一見、自己主張から自己中心的な口調になると思うのか、日本人は主語を自分【I】にしません。
しかし、英語で海外の人と英語で話すときは、あなた【You】を主語にしてばかりいると、かえって上からものを言うような攻撃的なニュアンスが強くなってしまうのです。
「I think~」、「I feel~」と私はこう思うと表現する方が、英語では自己中に思われませんし、それだけでも立派な自己主張のトレーニングになるでしょう。
例えば、英語が分からないから、相手にゆっくり話して欲しいとき、どちらが攻撃的に感じるでしょうか。
【主語がYouの場合】
「You speak so fast that I can’t follow.(あなたの話すスピードはとても早くてついていけない)」
【主語がIの場合】
「I‘m not used to listening to native English. Please speak more slowly.(私はまだネイティブ英語を聞くことに慣れてないの。もう少しゆっくり話して。)」
あなたが主語になっている方が短くハッキリ意見を言っているようにみえますが、私が主語のときより相手に直接指摘している分、余計に攻撃的にみえますよね。
なので、自己主張をするときは、私【I】を基本的に主語にすることを意識することが大切ですし、何より英会話もよりスムーズにできるようになります。
だって、相手のことを語るより、自分のことを語る方が誰でも簡単ですからね。
ただし、自分のことを語っているときに、相手が何かそれに意見をしてきたら、きちんと向き合い、相手の意見を無視しないようにしましょう。
そうでないと自己主張から自己中になってしまいます。
日本人の自己主張トレーニングはネイティブ英語が聞ける洋画が大活躍!
普段日本人も何気に見ている洋画ですが、そこには英語による自己主張の仕方を学べる要素がたくさんあります。
私もカナダ留学中に、先生、友達、ホストファミリーがどのようにコミュニケーションを取っているかを何回も見て、自己主張の仕方を体で覚えました。
そして、これは洋画(吹き替えはNG)でも同じことができますよね。
むしろ洋画の方が、英語によるコミュニケーションの仕方を客観的に見れるので、自己主張をどうやってしているかも見やすいでしょう。
ただし「洋画をまだ日本語吹き替えでしか見慣れていない」という場合は、詳しい見方について別でお話しているので↓からチェックして下さいね。
英語で自己主張するのは日本人でも意外と簡単!
いかがでしたか?
自己主張することが当たり前な外国人が使う英語は、日本人にとっても自己主張しやすい言語です。
英語による自己主張を我慢せず、英語初心者で片言でも、あなたらしい主張の仕方をして下さい。
自己主張に英語力なんて関係ありません。
日本人は英語の文法や単語を覚えるだけでなく、コミュニケーションの取り方、英語のニュアンスを読み取っていくことも大事だということもお忘れなく。