「英語を独学で勉強したいけど、何から始めていいか分からない。」
意気込んだものの、どうすれば良いか分からないのは、英語を勉強し始めた頃の私もそうですし、珍しいことではありません。
そんなあなたのために、私chie(@Smilenglish15)が独学で英語は何から始めるべきなのか、そして失敗しないために効率良く英語を勉強するにはどうすればいいか、詳しく解説します。
パッと内容を掴む目次
何から英語独学を進めるか決める前に「目標」を立てる
英語を独学で勉強するのであれば、まず何から勉強するかということ以前に、目標を決める必要があります。
そもそも英語に限らず、独学での語学学習には、言ってしまえば終わりはありません。
なので曖昧に英語を独学で始めてしまっては、英語学習も見様見真似になり、結果「三日坊主の独学だった」というような事態になりかねません。
英語を学習する上で目標の例を挙げてみます。
- TOEICで○○点を取りたいor満点を取りたい
- 洋画、海外ドラマを字幕なしで見たい
- 海外旅行で不自由なく英語を喋りたい
- ビジネス英語を独学で勉強して仕事に活かしたい
- 単純に英語がペラペラになりたい
このように、英語を独学で勉強する目標は人それぞれですが、それぞれの目標によって、どのぐらい勉強する必要があるのか、短期間なのか長期間なのか、それも左右されますよね。
なので、英語を独学で始めようとしている方は、何からするでもなく、多くの人が見落としがちな目標をまずは設定して下さい。
独学で英語勉強するなら基礎固めから始めよう
英語に限らず、新しい言語を独学で学ぶのは、本当に果てしなく、目標を達成してもまた次の目標が出てきやすい分野です。
だからこそ、英語は奥が深く面白いのですが、一旦自分が達成したい目標を設定した後は、この写真のように橋をかけるイメージで、基礎の土台から固めていきましょう。
英語を独学で学べている人の共通点は、基礎固めがしっかりできていること、これに限ります。
しかし、何から英語を始めればいいか、スタートダッシュとしては、先ほど立てた目標から、大きく以下の二つに分けることができます。
独学英語の目的① TOEIC、英検(資格等)で高得点を取りたい
まず、TOEICや英検などの資格系で高得点を取ることを目標にするのであれば、独学だからこそ教材に頼り、基礎文法と簡単な単語から学習する必要があるでしょう。
TOEICも英検も、問題をいきなりとくことから始めても、基礎がしっかりしていないと、解いた問題だけしか頭に入らず、効率的な学習にはなりません。
また、TOEICや英検は試験になるため、制限時間が設けられていますよね。
その制限時間内にいかに英語問題を理解し、成果が出せるかというところが最大の課題になりますので、独学で何から始めようか迷っているのであれば、以下のように自分の必要な学習量はどのぐらいなのかを測りましょう。
自分の目標レベルに応じた単語数を知る
TOEIC、英検に向けて独学で英語を始める方は、基礎となる単語、語彙数をどれぐらい覚える必要があるかをまず知っておきましょう。
TOEIC点数 | 英検レベル | 必要単語数 |
---|---|---|
400点 | 準2級 | 約3,000単語 |
600点 | 2級 | 約5,000単語 |
700点 | 約7,000単語 | |
800点 | 準1級 | 約8,000単語 |
900点以上 | 1級 | 約10,000単語 |
これらの単語数の中には、
- よく聞く簡単な英単語 (例:I,He,dog,apple)
- 派生語は別カウント(例:True真実の, Truth真実)
- 日本人が使うカタカナ英語は約300語(例:Cityシティ,Doctorドクター)
も含まれているため、本当に真っ白なゼロの状態から学ぶ必要があるというワケでもありません。
しかし、独学で英語資格系で成果を出すのであれば、語彙力は大切ですので、頭に入れていきましょう。
ノートにひたすら単語を書いて覚えるのではなく、声に出して読みながら、発音のアクセントがどこか確認しながら覚えましょう。
そうすることで、リスニングの勉強も同時に効率的に行えます。
中学レベルの基礎文法から頭に入れる
英語試験に独学で挑むには、中学レベルの文法で高得点を狙えるTOEIC、もっとレベルが高い文法が必要な英検準1級・1級、どちらの場合も、まずは中学レベルの基礎文法からクリアしなければなりません。
私が海外の高校に通って実感したことのひとつでもありますが、そもそも日本人は、英語を普段から使う外国人よりも「英文法に強い教育」を受けています。
なので、独学で英語を始めるのに不安で、半信半疑な方もいるかもしれませんが、私たち日本人にとって、英文法は学習しやすい得意分野でもあるのです。
だからこそ中学レベルの基礎文法の種類を知り、ひとつひとつクリアして行けば、何から始めようか迷う心配もありませんよね。
リスニングとリーディングは過去問をひたすら解く
単語、文法の基礎がある程度頭に入れば、過去に出たリスニングとリーディングの問題をひたすら解くことが大切です。
特に独学だとリスニングは、問題で使われる発音とスピードに、教材にあるCDや英語アプリを使って耳を慣らし、ひたすらインプットする必要があります。
また、リーディングは、英文を読むスピード(理解できるスピード)は、繰り返さないと向上しません。
そしてこれは素人だからこそ見落としがちなのですが、独学で英語を勉強する場合は、ノートの作り方も大切になる部分ですので、コチラも参考にして下さい↓
独学英語の目的② 英語を聞く/話せるようになりたい
独学で英語を聞けるようになったり、話したいのであれば、まず英語を耳から慣らして、発音の仕方、文がどのように組み立てられているのかを知る必要があります。
そして、頭に耳からインプットするだけではなく、投げかけられたものにどう返すか、アウトプットの仕方を目で見ながら聞いたり、実際に行ったりするのには
- 洋画から英会話を学ぶ
- 英語アプリを使う
- 外国人と交流できる場所に出向く
など、独学だからこそ、学習手段はたくさんあります。
ですが、上記で述べた通り、英語を話せるようになるのにも、まず何から始めればいいか、それは基礎固め。
英語を独学で話せるようになりたい人にとてもおすすめなのが、単語学習から始めるのではなく、発音と文の組み立て方であるSVOを理解すること。
発音は、洋画やyoutubeからひたすら英会話を聞くことから取り入れたので構いません。
その方法は↓をチェック
そして、文の組み立て方は、シャッフルトレーニングがおすすめです。
簡単な例を一問挙げます。
(busy, my, now, father, is, just)
↓シャッフル単語を文にする
My father is busy just now.私の父は今忙しいです。
このようにシャッフルされた単語を一文として頭の中で組み立てていくのです。
これは英語に限らず、どの言語にも話すのには必要な頭の中の作業です。
なので頭で文を瞬時に組み立てれるようになる特訓としては、役立ちますし、勝手に英文法も同時に学ぶことができますよ。
独学の英語学習は何からするにも積み重ねが大切
独学で英語を学習するには、大きく分けて2つの目的に応じた始め方があると説明しました。
目標は人によって様々ですが、例えば、英語の試験で高得点を取るのは、それが将来の受験や仕事でスキルを提示できるものになるからですよね。
そして、英語が聞けたり話したりしたい人は、その先に海外ドラマを字幕なしで見たかったり、外国人の友達と不自由なく話したかったり、海外旅行で使いたかったり、人それぞれ。
なぜ英語の独学で何から始めるか大きく2つに分けれるか、それは
- 知識的な英語
- 実践的な英語
かで見分けることができるからなんです。
TOEIC満点≠英語が話せる
ここを理解して効率的に独学で英語を学習していきましょう。
英語は、積み重ねていく、そう橋を架けていくことをイメージしてコツコツ前進していくことが、成功への道しるべです。